ブログを書き始めるときに文章のつなぎ方に困ったことありませんか?
文章が思い浮かばないから記事を書きあげるのが遅い…
導入文を書くのに悩んで記事作成が進まない…
書きたいことはあるのにどういう順番で書いていけばいいかわからない…
特にブログを始めたての頃ってこの悩みに必ずぶち当たりますよね。
何もわからないときって、勢いで文章を書いてしまうのがみなさん通る道だと思います。
では、どうやったら文章をスラスラと書けるようになるのでしょうか。
それは、文章の型を使うことで解決します。
型が頭に入っていることで、
- 執筆スピードがあがる
- 文章が書きやすくなる
- 読者に伝わりやすい記事が書ける
といったメリットがあります。
ぜひ最後まで読んで文章の型を自分のものにしてください。
導入文の書き方をサクッと知りたい方は導入文の書き方から読んでみて下さい。
それでは解説します。
文章の型
スポーツに正しいフォームがあるようにブログにも読者に伝わりやすい文章の型があります。
文章の型を覚えると、
- 記事を書くスピードが速くなる
- 記事全体に筋が通る
- 話題が脱線しなくなる
といったメリットがあります。
もちろん書き手側だけでなく、読者にもメリットがあります。
それは、
- 文章のリズムが良くなり読みやすい
- 流れるように読めて理解しやすい
- やるべき行動がわかりやすくなる
の3つです。
書き手と読者、双方にメリットがあるので覚えて損はありません。
肝心の文章の型は以下の通りです。
- 読者の悩みの深掘り
- 悩みに対する共感
- シンプルな解決方法
- 読者のメリット
- メリットの根拠
- 解決方法の具体的な内容
- メリットがある人の明確化
- 読者が行動をするための理由
- 読者がするべきアクション
この流れで文章を書くとターゲット読者に伝えたい内容がしっかりと届きます。
人は基本的に楽をしようとする生き物です。
少しのメリットだけでは納得しないし、行動もしません。
なので、文章の型を活用し読者の気持ちに行動できるよう働きかけていきましょう。
読者に結論を伝えるたったひとつの大事なこと
読者に結論を伝えるために大事なことはひとつです。
- 1記事につき、テーマはひとつにする
これだけです。シンプルだと思いませんか?
では、なぜテーマをひとつに絞らないといけないのか。
その理由は読者が混乱してしまうからです。
気持ちとしてはあれもこれも詰め込みたい気持ちはよ~くわかります。
せっかく思いついたのに利用しないのはもったいない!とか思っちゃいますよね。
でも、同じ記事で話題をいろんな方向に広げてはいけません。
例えば、ある記事にテーマがA、Bの2種類あったとしましょう。
書き手としては、自然な流れで書いたつもりになります。
しかし、読者からするとA→Bに話題が移るときに内容がわかりにくくなり、理解するためには戻って確認しなければいけなくなります。
しかも、最後の結論の内容もぼやけてしまいます。
読者にこのような面倒くさいことをさせてしまうとすぐに記事から離れます。
仮にわざわざ記事を読み直し、最後まで読んでもらったとしても読者の印象には何も残りません。
なので、1記事につき1テーマ、これを守っていきましょう。
もし、同じ記事でテーマが増えるようであれば別記事にし、5記事ぐらいたまったところでまとめ記事にしてしまえば1つのテーマ群ができるのでブログに厚みがでます。
文字数(文章量)の決め方
結論から言うと、文章量に明確な答えはありません。
なぜなら、読者の悩みによって変わるからです。
とはいってもある程度の傾向はあります。
それは、
- 金額が高いほど長くなり、安いほど短くなる
- 認知度が低いほど長くなり、高いほど短くなる
という特徴があります。
例えば、冷蔵庫を買うときを考えてみましょう。
冷蔵庫ってファミリータイプのものを買おうとすると10万円をこえてきます。
しかも、一度買ったら10年ぐらいは使い続けますよね。
ということは、買って後悔するようなものを選びたくないですよね。
後悔しないためには家電量販店に現物を見に行ったり、ネットでスペック・口コミを調べたり、色んな角度からリサーチし、最終的に納得するものが見つかれば購入するに至ります。
これをブログ記事で売ろうとすると、価格比較、各メーカーの違いや特徴、容量別比較、スペック比較、用途別の比較、ターゲット別比較などなど……
読者が納得して買うためには、多くの要素を記事に詰め込む必要があります。
価格が高いので、気軽に買うことができないですし、スペックなど比較するべき要素が多くなるため文章が長くなります。
次に認知度についてです。
これも冷蔵庫で例えるなら、有名メーカーvs無名メーカーで考えると分かりやすくなります。
有名メーカーであれば、長年のブランディングのおかげで広くブランド名が知られています。
なので、ブランドに関する説明は正直、省いてしまって大丈夫です。
しかし、無名メーカーであればそうはいきません。
読者に『このメーカーは怪しくないですよ~』ということを理解してもらわないといけません。
そのためにはメーカーが信用するに足る根拠を集め、提示しないといけません。
その結果、文章が長くなる傾向にあります。
導入文の書き方
はじめの導入文でその後の記事を読者が読むかどうかが決まります。
導入文と記事中のボディ文とほぼ同じです。
ポイントは、
- 導入文ではシンプルに伝える
- 記事中のボディ文では具体的に伝える
です。
大事なことは、読者がかかえる悩みをこの記事なら解決してくれそう、と感じてもらうことです。
では、悩みを解決してくれそうと感じてもらえる文章の型を紹介します。
それは、
- 読者の悩みに対する問いかけ
- 悩みを整理する
- 解決策の提示
- 解決策に対する不安の潰しこみ
の4STEPです。
それぞれ解説します。
STEP1 読者の悩みに対する問いかけ
シンプルに言うと、冒頭で『〇〇で悩んでいませんか?』と問いかけることです。
もちろんこれだけでは、読者がその後の文章に引き込まれることはありません。
なので、悩みの内容を深掘っていく必要があります。
この深掘り次第で読者が記事に対して、『私の悩みを理解してくれている!』と感じるかで成果が変わります。
例えば、
ブログを書くときに導入文を考えるのって苦労しませんか?
何を書いたらいいかわからない…
この表現で読者に読んでもらえるのかな…
最初の文章で読むのをやめられたらどうしよう…
のような具合です。
このように想定する読者の脳内ボイスを冒頭で表現することが大切です。
STEP2 悩みを整理する
このSTEPでは読者がなんとなく感じている不安を整理し、言語化します。
この言語化した不安・悩みの解像度が高ければ、読者は一気に記事に引き込まれます。
さきほどの続きを例にしてみましょう。
導入文を書くのってけっこう難しいですよね。
何を参考にしていいかもわからないし、難しく書きすぎると読者に伝わらないし、興味を持ってもらえなかったら、あとの文章も読まれないですからね。
ブログに慣れないうちは悩ましい問題のひとつです。
読者の悩みを具体的に表現することで『自分の悩みはこういうものだったのか』という気づきを感じてもらうことが狙いです。
STEP3 解決策の提示
このSTEPでは読者の悩みに対する解説策を伝えます。
この解決策の意外性や簡単さなどで読者の期待値が変化します。
期待値を上げすぎず、下げすぎず、絶妙なラインを狙いましょう。
それでは例文です。
でも、これらの悩みは導入文のコツをまだ知らないから起こるって知ってましたか?
導入文のコツを知らないのは、ヒートテックだけで南極へ行くようなものです。
しっかり極寒仕様の装備を準備していきましょう。
現状がどれだけ困る状況かを何かに例えるとイメージが伝わりやすくなります。
色々なパターンを試してみましょう。
STEP4 解決策に対する不安の潰しこみ
最後のSTEPです。
ここでは読者が感じる解決策に対する不安に対して先手を打っておきます。
基本的に難しかったり、再現性のないものは読んだ後にがっかりされるので、あまりおすすめしません。
もちろん例外はありますが、人の本音は『楽して稼ぎたい。』です。
この考え方は頭の片隅に置いといてください。
それでは、例文です。
もちろん『コツ』というぐらいなので難しいものではありません。
理解さえしてもらえれば、誰でも実践できます。
今まで15人にこのやり方をやってもらいましたが、15人ともしっかり実践できています。
なので、不安にならなくても大丈夫ですよ。
それでは、解説していきます。
できることなら、数字の根拠を入れるとより一層、読者の不安を和らげることができます。
STEP1~4 まとめ
これまで使った例文をすべてつなげて確認してみましょう。
ブログを書くときに導入文を考えるのって苦労しませんか?
何を書いたらいいかわからない…
この表現で読者に読んでもらえるのかな…
最初の文章で読むのをやめられたらどうしよう…
導入文を書くのってけっこう難しいですよね。
何を参考にしていいかもわからないし、難しく書きすぎると読者に伝わらないし、興味を持ってもらえなかったら、あとの文章も読まれないですからね。
ブログに慣れないうちは悩ましい問題のひとつです。
でも、これらの悩みは導入文のコツをまだ知らないから起こるって知ってましたか?
導入文のコツを知らないのは、ヒートテックだけで南極へ行くようなものです。
しっかり極寒仕様の装備を準備していきましょう。
もちろん『コツ』というぐらいなので難しいものではありません。
今まで15人にこのやり方をやってもらいましたが、15人ともしっかり実践できています。
なので、不安にならなくても大丈夫ですよ。
それでは、解説していきます。
これが完成形です。
- 読者の悩みに対する問いかけ
- 悩みを整理する
- 解決策の提示
- 解決策に対する不安の潰しこみ
この4STEPが導入文の型であり、コツです。
ぜひ、今日から実践してみてください。
記事の完成度があがりますよ。
まとめ
テーマのポイントは、
- 同じ記事内にテーマが複数あると結論ばぼやける
- 1記事につき1テーマ
- 同じテーマが増えるなら、別記事にする
文章の型のメリットは、
- 記事を書くスピードが速くなる
- 記事全体に筋が通る
- 話題が脱線しにくくなる
文章の型は、
- 読者の悩みの深掘り
- 悩みに対する共感
- シンプルな解決方法
- 読者のメリット
- メリットの根拠
- 解決方法の具体的な内容
- メリットがある人の明確化
- 読者が行動をするための理由
- 読者がするべきアクション
文字数の決め方は、
- 明確な答えはない
- 比較するべき要素が多いほど文章は長くなる
- 認知度が低いと信用に足る根拠を提示しないといけないため文章は長くなる
読者の悩みを解決する順番は、
- 読者の悩みに対する問いかけ
- 悩みを整理する
- 解決策の提示
- 解決策に対する不安の潰しこみ
今回紹介した内容を知り、実践することで記事の書きやすさが全然違ってきます。
特に読者の悩みを解決する順番は不変のものなので、ぜひとも活用してみて下さい。
最後に
もっとブログの書き方を学びたい!という方にはこちらの記事を用意しています。
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ぜひ参考にしてみてください。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
ではまたっ!